最終更新日 2024年3月26日 by 1stcdoreg

そもそもポータブル電源は、屋外であってもその使用時にACコンセントが必須となるエンジン発電機と違って充電式のバッテリーが内蔵されているのがその最大の特徴です。
そのため、自宅で事前にバッテリーの充電をしてさえすれば電源なくして繰り返し室内はもちろん外でも電気を使えます。
しかも、多くの場合バッテリーの直流電力と家電の交流電力の交換装置が内蔵された仕様になっているので、ACコンセントを使う家電をその存在があれば簡単に動かすことが可能になります。

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バッテリーにリチウムイオン電池が使われている

なお、現状販売されているポータブル電源の多くは、バッテリーにリチウムイオン電池が使われています。
発売当初は車などに使われている鉛製のバッテリーが一般的に使用されていたため充電時間が長い上に機器のサイズが大きく思いという課題があり、あまり一般の人が気軽にできる存在ではありませんでした。
しかし、リチウムイオン電池の普及とともにその電池がポータブル電源のバッテリーにも使用されるようになった結果として大容量でありながら小型な製品の開発が実現され、その結果そのユーザーがより増え続けています。
ただ、内蔵されているバッテリーであるリチウムイオン電池は直流タイプである点には注意が必要です。
つまり、前述したとおり一般的な交流のAC100Vの家庭用電化製品の使用にあたっては、発電した直流の電気を交流に変換しなければなりません。

インバーターの種類こそがポータブル電源を購入するにあたって気をつけるべきポイント

そして、その変換の役割を担っている部分こそがインバーターであり、このインバーターの種類こそがポータブル電源を購入するにあたって気をつけるべきポイントと言えます。
その際、最もローコストなタイプのインバーターは矩形波タイプです。
ただし、この矩形波の波形は「プラスとマイナスが直線かつ直角に切り替わる」という特徴があり、安定した一定の電流が流れません。
そして、その特徴ゆえに精密機器に矩形波タイプのポータブル電源を使用すると故障リスクがあるので、使用用途によっては注意が必要な存在と言えます。
一方で、もうひとつの波のタイプである正弦波であればそのような心配をする必要は基本的にありません。

まとめ

ただ、正弦波の中にも修正正弦波、あるいは擬似正弦波と呼ばれる正弦波ほどプラスとマイナスの切り替わりが滑らかでない階段のようなかくかくした波形に変換するタイプもあります。
こちらについても精密機器への使用を念頭においている場合は避けるべきタイプです。
ぜひその購入時の参考にしてみてください。